こんにちは!

Star Brain教育研究所の津久井です。

以前4月度のスターブレイン会を書いて以来ですね。

普段は平田さんがブログを書いていますが、今回も私が担当します。

今回の構成は以下の通りです。

  1. 書籍レビュー
  2. 卒業生プレゼン「大学ってこんなトコ」

 

今回は「1.書籍レビュー」を載せて、次回に「大学ってこんなトコ」を掲載します。

 

では、早速1つ目の項目です!

「書籍レビュー」では、最近読んだ本で心に残ったもの、勉強になったものを持ち寄って、メンバーで共有する機会を設けています。今回は4人で8冊のレビューがあります。ボリュームがあるので、それぞれの本の説明は簡潔にします。

 


【紹介者:山本さん】

日経コンピュータ(定期購読サイトへ

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商社に就職している山本さんですが、就職先での参考文献として購読しているそうです。今回は「VR(バーチャル・リアリティ)」がテーマでした。ポケモンGOやソニーのPSなどでも話題になりましたが、現実とバーチャルの世界の統合が進んでいますね。

紹介してくれた号の中では、「創造的デジタル内製」という内容が話題に上がりました。いま、デジタルを扱う企業では、「可能な限り自前しよう」という方向に向かっているようです。日本企業は、ベンダー(製品の供給業者)に依存している。できることは自社でやれば、その方が改良・改定のスピードも早いし、消費者の意見を反映しやすいという利点があるということです。確かに、amazonしかり、Googleしかり、何もかもを自前でやろうとする企業も増えているような気がします。

 


【紹介者:古川さん】

『パナマ文書』(渡邉哲也 著)http://amzn.to/2fx8TAD

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一時期大問題になった「タックスヘイブン」と、それを明るみに出した「パナマ文書」。テレビなどで色々な企業や政治家の名前が取り沙汰されましたが、意外にもアメリカの企業はあまりないそうです。その秘密は、アメリカは国内でタックスヘイブンの場所を作っているからだとか。そもそも「タックスヘイブン」は、イギリス人が航海時代に作ったもので、ヴァージン諸島にタックスヘイブンがあるのは、そういった理由があるようです。その他、タックスヘイブンに関する色々な情報が盛りだくさんです。

 


【紹介者:宇野】

4冊あるので、ドバッと紹介します!

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『マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかったーいい努力』(山梨 広一 著)http://amzn.to/2fWmC0E

著者は、東京五輪の経費削減委員会もやっており、マッキンゼーでの経験を生かして、「良い努力」とはををまとめあげています。具体的には、(1)成果につながる、(2)目的が明確、(3)時間軸、(4)生産性、(5)充実感、(6)成功パターン、(7)成長を伴う、の7つ。また、「ルーティン」という言葉も昨今一般化して来ましたが、ルーティンにも「無意識」と「意識的」の2つがあるということです。漠然と、無意識にするのではなく、一度見直して「よりよくできないか」を考え続けることが大事なんですね。

 

『もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。』(松浦 弥太郎 著)http://amzn.to/2fFJceG

著者の松浦弥太郎さんは、高校卒業後アメリカに渡り、日本で起業「カウブックス」という会社(HPはこちら)を起業しています。松浦さんが大事にしているポイントは3つです:(1)世の中の多くの人はいつも誰かを探している、(2)人はいつも自分を助けてくれるものを探している、(3)収入は人に与えた感動に比例する。彼のように世界に出てビジネスをしている人が、「日本は世界に希望を与えられる国」と言っています。スターブレイン会には、大学生や社会人となった卒業生も参加していますが、松浦弥太郎さんのようなタイプはあまり大学では出会えません。その意味でも、是非とも大学生に読んでほしい1冊です。

 

『プロフェッショナル リーダーシップ』(森 時彦、キャメル ヤマモト 著、大前 研一  監修 , ビジネス・ブレークスルー大学 編集http://amzn.to/2fVGanj

読んで字のごとく、「リーダーシップ」とは何かを説いている本です。グローバル化が進み、基準が多様化する中で、これまでのような一様な「リーダー像」を追うだけではなく、「リーダーシップ」を学び模索していくヒントを記しています。日本人が苦手とする自己主張も、ただ単に主張するだけでなく「賢く」主張する。自分を守る議論ではなく、良い議論ができるような土壌を作る「オープンマインド」など、これから世界に羽ばたく人が読むべきポイントが書かれています。

 

『だいじょうぶ』(今野ゆり 著)http://amzn.to/2fgZmuu

著者は、不安を解消するダイヤルサービスを日本で成功させ、旭日中授章(きょくじつちゅうじゅしょう)を受賞した人です。80歳を前にして、人生を振り返って書かれたこの本。この本では、「人生=ジグソーパズル」と定義します。1つひとつのピース(出来事)の段階では何かはわかりませんが、のちにピースがつながってくると、人生の中での「意味」というものが見えてくる、と。「だいじょうぶ。自分に訪れる、希望の明日を信じることです。」のメッセージを読むと、某CMにあった「ライバルは、1964年」というメッセージを思い出しました。未来に希望を持てること、今日より明日が良くなると思える時代。これから私たちが生きる時代も、そうだ!と思える時代にしたいですね。ちなみに、孫正義さんが帯コメントを書いています。

 


【紹介者:津久井】

 

私、津久井は2冊紹介します!

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『空想科学読本』シリーズ(柳田 理科雄 著)http://amzn.to/2fFP7k8

「あんなこといいな、できたらいいな」という、誰もが描いた空想を現実にした場合何が起きるか、というのを科学的に考察した本です。例えば、ドラえもんの「タケコプター」があったらどうなるか? ウルトラマンが「ジョワッ!」と空を飛ぶと何が起きるか? ここでは答えは書きませんが(笑)、気になる人は是非是非読んでみてください! そういえば、スターブレイン アカデミーに通っている理系の女子生徒にこの本を貸したら、即座に読破していました。結構なボリュームがある本だと思ったのですが、興味があると爆発的な速度で読めるのですね…ビックリ!

 

『少しのコツで印象が変わる 美しい食べ方』(小倉朋子、岩下宣子 著)http://amzn.to/2f0GO0z

本の内容とは関係ないのですが、最近「断捨離(ミニマリズム、とも言いますね)」にはまっています(笑) 必要なものとそうでないものの線引きって思いの外難しいですね。この本は、そんな断捨離中に発掘された本です。「マナー・礼儀作法」といえば簡単ですが、なかなかちゃんとはできないもの。例を出すと、「生ハムメロン」や「ミルフィーユ」の食べ方。言われるとよくわからないものですが、「ありがち!?美しくない食べ方」と「美しい食べ方」がイラストと共に書かれているので、とても参考になります。ちなみに、スターブレイン アカデミーでも「作法講座」を開催する予定です。詳細が決まり次第、みなさんにもお知らせします!

 


 

本紹介でかなりの文量になったので、続きは次回紹介します。

次回は、慶應義塾大学 総合政策学部に進学した卒業生が、大学でやっているエキサイティングなことをプレゼンしてくれました。大学入試に向けて頑張って勉強している中高生も、実際にどんなことをやっているのかは、あまり触れる機会がないと思います。

楽しみにしていてください!!

 

それでは!

津久井でした!!