こんにちは!

Star Brain教育研究所の津久井です。

 

前回は「書籍レビュー」中心に書いたので、今回は宇野の発表内容を書きます。スターブレイン会では、毎月メンバーの1人が自分の興味のある内容をまとめてプレゼンする時間を設けています。その目的は以下の3点です。

インプットだけでなく、アウトプットの実践の場を作る

・人にプレゼンするという視点で自分の知識を整理する

・メンバーごとに異なる視点でプレゼンするので、多角的な知見が身につく

 

では今回のプレゼン内容をまとめていきます!

今回は、Star Brain教育研究所の宇野がプレゼンをしました。スターブレイン会のメンバーには、卒業生もいます。大学受験を通して成長し、大学在学中に自分の将来を真剣に考えて、今は社会人として活躍しています。

コンサルタントとして100社以上の会社を支援する中で気づいた「成長のために大事にしたい3つのこと」。今回の宇野のプレゼンは、そんな卒業生に向けた応援やアドバイスのようにも聞こえました。

コンサル

その3つとは、、、

  1. 優れた経営者は◯◯を変える!
  2. 変わる時 × 変わらない時
  3. 新しい時代を生き抜く「読み・書き・そろばん」

では、それぞれを詳しくみていきましょう。

 


【1.優れた経営者は◯◯を変える!】

このブログを読まれている方は、この◯◯の部分に何を入れるでしょうか? 結論を先に言います。

優れた経営者は社員の意識を変える!

 

空

会社に限らず、個人であっても、「自分を成長させたい! 変えたい!」と思った時に、どんな切り口で切り込むでしょうか?

例えば、リーダーシップ、スキルやノウハウ、カルチャー(企業文化)など、色々な切り口があります。

「◯◯するための技術」のような本を手にとって、スキル・ノウハウを身につけようとする人も多いでしょう。もちろん、具体的な手段も大事なのですが、本質はもっと深い部分にあるのではないでしょうか。

 

こんな話を書いていると、以前読んだことのある本で、松下幸之助さんが従業員に話していたある言葉を思い出しました。

「松下電器は何をつくるところかと尋ねられたら、松下電器は人をつくるところでございます。併せて電気器具もつくっております、こうお答えしなさい」

 

私は、スターブレイン アカデミーで英語を教えています。授業でもノウハウ(大学受験で点を取るためのテクニック)は大事なのですが、それだけでは志望大学に合格できない生徒を多く見てきました。

その根本的な解決策は、先の話の結論と同じで「意識を変える」ことだと思います。

本屋に行けば受験関連本、雑誌では「◯◯大にはいる家庭の特徴」のような特集が多く組まれ、ネットを検索しても受験に関する情報があふれています。

有名になった『ドラゴン桜』や『ビリギャル(学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話)』を読んだ人も多いかもしれません。

その中でテクニックやノウハウだったり、東大・慶應に合格したという結果だけが脚光をあびることもありますが、これらの成功にも「受験生の意識を根本から変える」という視点があります。

 


【2.変わる時 × 変わらない時】

さて、「意識を変えることが大事」はおわかりいただけたでしょうが、次の問題は「どう変えるか」です。

みなさんにも、「分かってはいるけど…」という経験があると思います。分かってはいても、いざとなると「時間がない」「他の用事ができた」と色々な理由(というか、言い訳)が出てきてしまうものです。

紙飛行機

そんな時は、変わるためのステップを考えてみると良いでしょう。それは、、、

 

まずは「アクション」から変えていく!

 

ということです。

 

変えるための軸には、その他にも「価値観」や「思考」もあります。ただし、これらは変わるためにある程度の時間を要します。ですから、まずは「アクション(行動)」を意識的に変えて、徐々に「価値観」「思考」の変化につなげていくのがオススメです。

 

以前このブログにも書きましたが、先のラグビーワールドカップで脚光をあびたラグビー日本代表にも、この内容は当てはまります。

ラグビー日本代表を率いたエディー・ジョーンズ元監督は、アクション(練習)にテコ入れをします。早朝から始まる10分刻みの練習スケジュールは「世界一過酷な練習」と呼ばれています。

その練習を振り返って畠山健介選手は、「これくらいやらなきゃダメなんだなと思えたので、勝つ術を教えてくれた素晴らしいコーチだと思います」と評しています。

それほどまでに過酷な練習を繰り返すことで、「考え方」や「価値観」が徐々に変化することで、南アフリカ戦の大金星につながったのでしょう。

もちろん、エディー・ジョーンズ監督がやったことはこれだけではありませんが、具体的な内容については「ラグビー日本代表に学ぶチームづくり3つの特徴(http://education-lab.starbrain.jp/blogs/teams/post16529/)」に詳しく書いているので、ぜひ読んでください!

 


【3.新しい時代を生き抜く「読み・書き・そろばん」】

「読み・書き・そろばん」という言葉があります。英語で言うと、3R’sです。Reading(読み)・wRiting(書き)・aRithmetic(算数)の3つのRで構成されています。ちょっと強引な気もしますが(笑)

これらの要素は「学びの基本」として有名ですが、これからの時代をよりよく生きるために必要となる3つのこと、というのもプレゼンの中で上がってきました。具体的には次の3つです。

 

夢とそろばんとデータ

 

なによりも大事なのは、「夢を大きく持つこと」。ビジョンと言い換えても良いですが、ゴール設定の仕方でプロセスも結果も大きく変わってきます。

こういった話をするときによく使う比喩が、「エンジンとハンドル」です。ノウハウやスキルは「ハンドル」に例えることができ、課題の発見や問題解決に必要なものです。

しかし、車を動かすためには「エンジン」が必要です。上手なハンドルさばきもさることながら、より遠くまでいくためには「大きな夢」を備えたエンジンが何よりも大事なものです。

風船と車

さて、残った「そろばん」「データ」の話に戻りましょう。これらもある意味は「ハンドル」です。

従来の「読み・書き・そろばん」にもあるように、「数字を読み解く力」は必須のものですね。

加えて、「データから、将来を読み取る力」も今後は重要になります。世の中には様々なデータがありますが、データからトレンドを読み取ることで、先んじて手を打つことができます。

 

なにはともあれ、「大きな夢を抱くこと」

その判断基準を1つご紹介します。

 

今の自分は、どれだけ新しいことに挑戦しているか

 

月に1回でも構いません。上記の内容を振り返ってみてください。

海辺の足跡

 

2回にわたってまとめてきた今回の「スターブレイン会」レビューは、これで終わりにします。

 

最後に今回のまとめを載せておきます。

 

・優れた経営者は社員の意識を変える!

・まずは「アクション」から変えていく!

・夢とそろばんとデータで、世の中をよく生きろ!

 

それでは、またお会いしましょう。