建島(たてじま)でございます。

暑い日々が続く夏休みですが、いかがお過ごしでしょうか。今回は、夏休みの過ごし方についてお話を差し上げたく思っております。

夏休みは、お子様と過ごす時間も多く、同時に普段目に付かなかった行動が気になることも多いと思います。

 

「勉強したの !?」「今やろうとしてたのに !! 言われるとやる気が亡くなる !!」「・・・。」

 

こんな会話で、家庭の雰囲気も悪化。でも、どこのご家庭でもありがちな光景ではないでしょうか。

家庭内バトル勃発(笑)の中高生の時期、特にティーンエージャー(13~19歳)のお子様は、自立し、自主性を確立する大切な時でもあります。この時期をどのように過ごすのかは、将来に多大な影響を与えます。

 

基本的に家庭は安息の場

 

外に出て多くの経験、体験を積みながら心身共に疲れて自宅に帰った時に、本来の自分に戻りエネルギーをチャージできる場所であるはずです。

そして、充分にリフレッシュして再び新たなチャレンジに出掛ける・・・。

この繰り返しで、アイデンティティを確立し、人間性豊かで優秀な人間に成長していきます。

ところが、今のお子様達を見ていると、寄港地を無くしてさまよっている船のような気がするのです。

 

では、家庭が安心できる寄港地であるためには、どのようなすればよいのでしょう

 

簡単なチェックとして、最近家庭の中でお子様と笑い合ったことがあるか思い出してください

思い出せない様なら要注意 !!

 

笑いのある家庭で育つとどのような効果があるのかは、多くの研究がなされ、実証もされています。

幾つか効果をあげてみます。

1.免疫力を高める

笑うことでNK細胞という体内に侵入したウィルスや細菌、ガン細胞を破壊する働きを担う免疫細胞や、B細胞という細菌やウィルスを破壊するための抗体を作り出す免疫細胞の働きを活性化させるため。

2.脳を活性化させ脳の機能を向上させる:記憶力が増す・判断能力の向上

笑うことで脳への血流が増加し、記憶を司る海馬や判断力などを司る側頭葉脳の働きが活性化されるため。また、脳をリラックスさせながらさらに脳機能を高める相乗効果を持つ脳波、アルファ波も増加させる。

3.幸福感を感じる

笑いによりエンドルフィンというホルモンが分泌するため。

4.やる気が出る

笑いによりドーパミンというやる気やプラス思考を高めてくれるホルモンが分泌するため。

5.ストレスを軽減する

笑いにより脳内ホルモンのセロトニン、別名「幸せホルモン」「癒しホルモン」が分泌され、心がリラックスする。また前述のドーパミンは、やる気スイッチをオンにする以外にストレスホルモンの分泌を抑える働きもある。

6.筋力を高める

笑いは筋肉をフル活用するため、筋肉を引き締める。

 

手軽な笑いに、このような効果があるのです。ご一考くださいね。